今、電線を剥いて銅線にする時期です。

昨日3月17日は、銅の建値が2万円下がった60万円の改定になりましたが、本日3月18日午前8時の円ドル為替は、107.32円で、1日で2円も円安になりました。LMEも為替も毎日ジェットコスタ―のような乱高下を繰り返しており、リーマンショック級の相場の不安定さを感じてしまいます。

このような状況だからこそ、現物の銅を塩漬けにしていくことが大切になってくるわけですが、もし電線をお持ちの方がいらっしゃいましたら、これを機にそれを剥(む)いて銅線(1号銅線くず)に加工してみてはいかがでしょう。特に電気工事を営んでいるような方で電線が大量に発生するお仕事の方は、好きな時間に電線を剥くことができますので副業にもできます。(ただし銅の歩留まりが低い電線は、雑線扱いになるのでナゲット材として売買した方が良い)

従来からナイフで電線の表面の皮を剥ぐ方法がありますが、電線が大量に発生する場合は、剥線機(はくせんき)という機械で電線を剥くことをお勧めいたします。ちなみに弊社で使用している剥線機は、三立機械工業さんが製造する剥王(KOS)と呼ばれるもので、値段も150万~160万くらいとリーズナブルな価格でありながら、パワフルで使い勝手も良くお勧めです。

三立機械工業㈱ HP https://www.sanritsu-machine.com/

廃プラスチック類の産業廃棄物処理費を加味して

電線から1号銅線くずに加工する過程で発生する皮の処理が厄介です。なぜなら電線の皮には概ね、PEとPVCというプラスチック素材が使用されており、昨今、中国の輸出規制によってプラスチックの流れが国内で停滞し、プラスチックの産業廃棄物の処理費が高騰している状況にあるからです。ですから、電線の歩留まりを調査し、1号銅線くずの値段と、産業廃棄物の処理費を把握したから作業に取り掛かっていただきたいです。

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