アルニコ磁石の可能性

音は、空気を振動させて作られています。ですから、私たちが会話しているのも、空気に様々な形で力が加わって振動を起こすことで、成り立っているわけです。

Iphoneに磁気を帯びているのは、スピーカーに使用されている磁石が反応している

ところで、スピーカーやイヤホンも、私たちの会話と同じく空気を振動させ、音を作り出します。

ではどうやって、これらスピーカーやイヤホンは、振動するのでしょう。

もちろん電気の力によって振動を起こし、音を出している事にはなるのですが、電気を加えるだけでは振動はしないですよね。

簡単に言えば、磁石という金属を使用しているからなのです。

つまり、電気を加えることで磁石が震えて、空気に振動を与えて音を出しているのです。

磁石には、実に様々な種類があります。

ネオジウム

フェライト

アルニコ

(アルニコ2、アルニコ3、アルニコ5 アルニコ6、などに分類され、これら番号が大きいほど、磁力が強力とされます。)

等など

これら磁石の中で、スピーカーやイヤホンに使用する磁石は、フェライトが主流となっております。

もともと、1970年代までは、アルニコが主流でしたが、この磁石は、コバルトという希少性の高い金属素材で成ることからコストがかかり、敬遠されていきました。

しかし、今でも、JBLは高級スピーカーにアルニコを使用されており、アルニコ磁石を用いたスピーカーは、音の深い世界が広がっているようで、一定のマニアから指示されており、中古市場で随分と高値で取引されているようです。

アルニコには、何か未知なる可能性を秘めているように思えてなりません。

アルニコは、アルミ、ニッケル、コバルトの合金

なぜなら、アルニコは、スピーカーだけに使用されているだけでなく、広く医療機器や航空事業や宇宙開発にも使用されており、その需要が高まりつつあることは間違いからです。

最近、新型コロナの影響も受けて、アルニコは一時的に大暴落を起こしていますが、今後高値を付けると期待しております。

というのも弊社では、アルニコを年間10t~15tほど取り扱っております。

アルニコの中でも、強度は中の上という磁気の「アルニコ5」です。

一時は、㌔当たり500円程度の価値がありましたが、今ではなんとその十分の一くらいの50円程度に下がってしまいました。今後、新産業が活性化することで意外な金属が値上がりすると思いますが、アルニコはその中でも注目される金属であると思っております。

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