業務中や通勤中の新型コロナの感染は、労災扱いだ
昨日の日経平均株価は、19000円台で推移し、ダウ平均株価は、23390円と非常に堅い値動きを見せており、LME銅も比較的堅調に推移しております。
株価やLMEだけを見るとまだまだ安心しがちなのですが、日本銀行のETFの買い増しや、アメリカの金融緩和政策によって支えられた株高は実体経済とは相当かけ離れたものです。つまり、このまま実体経済がさらに滞り続ければバブルがはじけると言われています。
現在、新型コロナにおけるグローバルサプライチェーンの崩壊によって生産ラインがストップし、それに伴った廃材の発生が激減しており、鉄・非鉄卸売業(再生資源業)に資源が集まりにくくなっています。特に各種自動車メーカーの生産工場がストップしていることは、金属くずの流通に悪影響を与え続けております。ここに追い打ちをかけたのが、清水建設の現場で3名が新型コロナに感染し、一人がお亡くなりになってしまったことです。これによって建設業界でもしばらく工事が中断され、市中屑の流通に影響が出てくる可能性は十分に考えられます。
このような状況下でも、再生資源業は工場に社員が来ていただいて成り立っているわけですから、最低限まずは社員間における新型コロナウイルスの感染拡大の防止に努めていかねばなりません。
企業の感染拡大の防止については、様々な企業が現在取り組んでいるところではありますが、建設業の現場などから感染者が発生したことを受けて、我々業界においても、より力を入れた策を講じていかなければならないと感じるわけです。
今後の弊社の取り組みは、6つあります。
1、社員にマスクを配布できるように努力する(マスクを配布しなければ徹底させられない)
2、事務所を分割し、テレワークの検討
3、毎朝、社員の体温計測し、熱がある者を帰宅させる
4、常時マスクを着用させる
5、一挙動ごとに手洗い、消毒の徹底
6、ソーシャルディスタンスの確保
社内における新型コロナウイルスの感染拡大の防止は、経営者が本気になって社員と取り組まなければ、御社にも感染者が発生してしまうかもしれません。
本当に厳しい状況ですが、明けない夜は無いと信じ、今やるべきことを着実にこなしていこうと思います。