リサイクルを推進するには、お客様からの買い取らせていただく、金属や品物などのリサイクル品を高く買い取ることが至上命題となります。

高く買い取るためには、3つの要素が必要です。

1、大量にリサイクル品を集めることで、メーカーなどの納める場所に対して、単価交渉が優位に働く

2、高買いしても利益を残せるように、金属相場の分析を行う

3、金属をさらに細かく分析し、その用途に応じた鋳造所にスポット的に売ること

まず1ですが、

大手スーパーでも電気屋でも、大量に仕入れることでその製品の単価は安くなりますよね。

理屈はそれと同じで、私たちの業界でも精錬所などのメーカーに納める金属の量が多ければそれに応じ、単価も上昇していくのです。

そして2ですが、金属相場を読むことはなかなか難しいと言えます。

しかし、少子高齢化で経済が縮小傾向にある日本に比べて、爆発的な人口増加の一途を辿るアフリカ、インドなどに目を向ければ世界経済は上昇基調にあると言っても良いでしょう。金属相場と世界経済はリンクしておりますので、長期的には金属相場は、ほぼ確実上がっていくことが分かっているのです。

ですから、「下がってもまた上がる」と楽観的に構えられるスクラップ屋さんの単価が強くなる可能性があるのです。

最後に3ですが、例えば鉄という金属を例にあげれば、鉄は鉄でもその種類は無数に存在しています。ステンレスは、クロムという金属が一定量含有した商品名で、実は鉄の一種であるということをご存知でしたか?

鉄をさらに細かく分析し、種類分けをすることで、その種類に応じてメーカーが買い取ってくれれば、鉄の付加価値が上がることになるのです。

弊社は、55年もの間、鉄や銅、電線、アルミなどの非鉄金属の買取りを行ってきました。

その中でも銅系(真鍮・銅線含む)の扱い量は、年間400tにおよび、金属の仕分けを徹底させることで、メーカーに納める単価交渉も有利なので、おかげさまで、お客様からの買取り単価には定評があります。さらに状況によっては、銅スクラップの塩漬け(ストック)できるヤードも兼ね備えておりますので、将来的な相場も加味してお客様から購入させていただいております。

これからも金属スクラップの扱い量を増やし、仕分けの徹底を行い、お客様から高く買えるように努力していく所存です。もし、御社で金属スクラップが発生しましたら、お気軽にお問合せください。

真鍮屑(しんちゅうくず)
アルミ屑(サッシ)
鉄スクラップ(H3ベース)
1号銅線くず(ピカ線)電線を剥いた際に発生した銅線