わたくし、本サイトを運営しております。北辰通商株式会社の船山大介と申します。こちらのページにお立ち寄りいただき、大変ありがとうございます。

本ページでは、全編では、日本の戦後復興の要であった資源の必要性から設立された弊社の背景と、今後のPCB処理にむけての考えを、後編では、ISOなどのマネジメントシステムについて、記載しております。何かの参考になったらうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

近代製造業としての鉄資源の歴史

突然ながら鉄資源の歴史を振り返ってみたいと思います。

資源といえば様々ですが、一番ポピュラーなものとして挙げられるのが、石油・石炭ではないでしょうか。実は、このほかにも日本の産業を支えてきた資源に、鉄鉱石やくず鉄(リサイクルできる鉄)は、欠かせないのです。世界的に鉄や銅などの製造の歴史は古いですが、本トピックでは、鉄や銅が近代製造業として成った頃からの説明とさせていただきます。

 17世紀に、繊維業とならんでイギリス産業革命の主役となったのが、近代製鉄業でした。 日本は、その技術をドイツから輸入して八幡製鉄所が1901年に操業することになります。これが、日本の近代製鉄所のルーツといわれておりますが、鉄を製錬するには鉄鉱石や再資源用のくず鉄を輸入しなければ、日本国内の需要を賄うことができませんでした。これ以外にも石油などの資源も乏しかったため当時の日本人は、資源の確保が国力と信じ、外交を固めていきました。これによって日本国は、大きく発展していくわけですが、それを脅威に感じた諸外国は、資源の輸出制裁を日本に仕掛けてまいります。これによって昭和16年に戦争が起こり昭和20年に敗戦となるのですが、やはり日本の復興に、石油・石炭・鉄鉱石・くず鉄などの資源は、欠かせないと考えた当時の方々は、資源を主軸にした商社を数々立ち上げ、資源の輸入ビジネスを加速させていきます。復興の兆しが見えた昭和31年(経済白書の「もはや戦後でない」とされた)までの10年間というわずかな期間で、その商社の果たした復興の役割は大きかったのではないでしょうか。

変圧器の解体から産業廃棄物処理とリサイクルへ

このような背景の中、弊社の前身である「日吉通商株式会社」も昭和21年の戦後まもなく創業されました。扱う商材は、繊維、くず鉄、古銅、保険、建設資材、様々でしたが、昭和40年の新潟大地震によって組織を再編する必要性から、現在の北辰通商株式会社が存在しております。当時から電力会社様の発電所・送電・変電所・配電から発生する金属をリサイクルするお仕事をいただいていたので、それに伴って発電所や変電所の修繕工事から解体工事の依頼もいただき、現在では変電所の解体工事において発生するPCB処理の依頼も増えてまいりました。

ISOの仕組みを使ってお客様の満足と社員の安全を充実

変圧器の解体にしてもPCBの撤去にしても、一番懸念されることは、社員の安全と環境に与える影響です。弊社では平成20年6月にISO14001:2004の認証を取得し2年後の平成22年6月にOHSAS18001:2007の認証を取得いたしました。これらによって、弊社の安全作業と環境影響がさらに改善し、業績も続伸してまいりました。

ISO14001は、環境を主体としたもので、OHSAS18001は、労働安全衛生を主体としたマネジメントシステムを示しており、いづれも、組織は、持続可能な社会を目指す上で必要とされるものであるという仕組みとなっております。

北辰通商のISO14001とOHSAS18001の認証取得

弊社に置き換えれば、低濃度PCBの処理事業そのものや、その業務に係る順守義務(安全作業、法令の遵守等)を果たすことが、持続可能な社会から求められていることであり、その具体的なやり方を会社の仕組として落とし込んで運用しているということです。

ISO14001:2004は、現在ISO14001:2015に変更がなされ、弊社ではこの新しい規格要求事項で会社を運営しており、またOHSAS18001:2007も2018年に 国際規格のISO 45001として労働安全衛生マネジメントシステムに変更されたことで、これに移行するか否かを検討段階です。

弊社は、24名規模の人数で行っている小さな会社ですが、素晴らしい社員・スタッフのおかげで、実に安全で生産性の高い仕事を日々行っていると自負しております。山形、福島、新潟、富山地区では多くの素晴らしい企業様からお仕事をいただいておりますが、今後もお客様の期待に応えれるよう社員一同力を合わせて邁進してまいります。

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